2019年2月19日火曜日

「見聞触知、皆、菩提に近づく」 ~ 義母の忌明け供養

先日、義母の四十九日の忌明け供養を済ませました。供養では、女人成仏のお経である法華経の提婆達多品第十二を読み、皆でお題目を唱和しました。亡き義母もお経やお題目を聴き入ったことでしょう。
 義母は、お寺じゃない普通の家に生まれ育ち、縁あって晩年はお寺に住むようになりました。お寺のご本尊に少しなりともご給仕し、お題目を唱えて過ごしました。仏縁深き者であったと思います。

『開経偈』に「見聞触知、皆、菩提に近づく」とあります。仏像やお寺を見る。お経や太鼓の音を聞く。数珠や仏具を触る。お経の意味を知る。その見たり、聞いたり、触ったり、知ったりすることが、すべて成仏の助けとなります、という意味です。
 晩年をお寺で過ごした義母は、大いに見聞触知し、成仏しているに違いありません。こころは、今日も大吉!


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