2020年8月12日水曜日

ハートフルもてなし ~ 法華経で供養してもらいたい


 お盆は、ご両親、連れ添い、息子や娘といった 大切な精霊さんが家に帰って来られます。精霊さんをお迎えする為、迎え火をし、精霊棚をこしらえ 御馳走を並べて歓待します。加えて、お坊さんを招いてお経をあげてもらいます。お墓参りもし、熱烈歓迎します。
 しかしながら、帰る家がない精霊さんもいることでしょう。「ホームレス精霊」と呼ぶのでしょうか? 否、仏教では、たぶん「無縁仏」というのでしょう。また、帰る家はあるが、何かの事情で帰りたくない精霊さんもいることでしょう。そういった精霊さんは、お盆期間中、どう過ごされるのでしょうか? やっぱり、あの世に留まって「ステイ あの世」?
 今朝方、夢を見ました。亡くなった私の縁者が出てきて、こう云うのです。「経淳さん、私を法華経で供養してもらえないかな。お盆だというに家に帰っても、供養してもらえないんだよ。馴染み親しんだ法華経のお経が聴きたい。経淳さんと一緒にお題目を唱えたい。どうか、お願いです」。夢ではありますが、気にかかります。と言うより、私の心に  どこか引っかかっていたものがあったのでしょう。朝のお勤めで、卒塔婆を建てて法華経をあげお題目を唱えました。私の心も安心し、夢に出た精霊も満足されたことでしょう。
 ハートレスなこの時世、やっぱり、お盆は ハートフルに もてなしたいものです。こころは、今日も大吉!

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