野上照代さんの『完本 天気待ち』を読んだ。故、黒沢明監督や取り巻く人たちの、思い出やエピソードを綴る。連載エッセイ集。
今の時代だったら、天気も動物もメイクも、デジタル処理でどんな映像でも出来る。黒沢さん時代は、アナログ時代。今ほど映像に偽りが出来ない。演出への徹底したこだわり。気に入らなければ何回も撮り直す。イメージ通りの夕日が出るまでの「天気待ち」などは、あたり前。。だから映画作りは面白い、と感じさせられる。反面、自殺未遂まで追い込まれる制作の苦悩、三船敏郎さんなど人間関係の哀しみも流れている。
故、黒沢明監督。アナログ時代。懐かしき昭和という好き時代を思い出す。こころは、今日も大吉!
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