2023年10月30日月曜日

満月に祈る


 昨日から女房殿不在。友人たちと泊まりがけでお出かけ。時々あること。夕飯と朝食、あるもので済ませて不足はない。ひとりの気楽さもある。だが、居ないと、どこか灯火が消えたようだ。最近、思う時がある。どちらが先に逝くかは分からないが、いずれはひとりになる時が来るだろう。依存してばかりではいけないな、と。
 女房殿が出先から「ああ、楽しかった!」と満面の笑顔で帰宅することを、満月に祈った。こころは、今日も大吉!

2023年10月29日日曜日

豊かにしてくれた他郷での暮らし ~ 黒大豆の枝豆


 清音の友人から黒大豆の枝豆が届いた。今が旬。自分の畑で栽培したものだろう。黒大豆は、普通の枝豆とは全く違う。格段に美味しい。懐かしき清音の味。
 同じ日本だけど、風土や食文化、気質など県民性が違う岡山・清音で20数年間暮らした。寺住職として慕われ、NPO法人きよね夢てらすの地域活性化活動に関わり、また自治会活動、PTA活動、民生委員や社会福祉協議会など福祉活動にも関わってきた。お陰でたくさんの友人、知人が出来た。みんなエネルギッシュでいい人たちだった。清音は岡山県でも特殊な所のような気がする。楽しかったし、人間的にも豊かになった気がする。もう一度住んでも良いなあと思えるところ。
 黒大豆の枝豆を摘まみながら、友人たちの顔を思い浮かべている。こころは、今日も大吉!

2023年10月27日金曜日

ラッキイ池田! ~ 雪駄(せった)二足


 お坊さんが 法衣姿の時に履く雪駄(せった)。履いている雪駄が、萎えたので買い換えようとカタログを見る。ずいぶんと値上がりしたものだ。2倍には なっている。と言っても25年前に比べての話。岡山に居る時は、毎年、組寺のお寺さんのご供養で頂戴していた。不自由しなかった。20数年間、買ったことがない。佐世保では、自前。25年前の価格が頭にこびり付いている。いざ買うとなると戸惑う。もしかしてと、諦め半分で家の下足箱を探す。Oh!新品が2足あった。「よっしゃー!」。嬉しくなった。
 物価高を感じる。何を買うにも二の足を踏むなあ。雪駄は、必需品であり消耗品。大事に履こう。こころは、今日も大吉!

2023年10月25日水曜日

白秋 ~ 秋の異称


 「暑い、暑い」と言っていたのに、朝夕、涼しさを通り越して気温が下がります。体調管理に気を使いましょう。健康第一。こころは、今日も大吉!


2023年10月24日火曜日

伊勢海老をさばく 〜 お出かけ無用、自宅での贅沢

 伊勢海老をさばいた。数本の動画を参考。暴れるとさばきにくい。先ずは締め。氷水につけて仮死状態にしたかった。しかし、暴れるし、足を広げたら我が家にある鍋に入りきらない。急所に包丁を刺して即死させることに。だが、海老の急所がどこだか忘れた。頭部の脳みそを上からグッサ! なんと、即死せず暴れる。もう一度刺し、裏からも刺した。死なず。結局、生きたままさばく。なんと残酷な。

 昔、食の先生が云っていた。牛でも豚でもそうだが、屠殺場でいざ殺すとなると、動物にも分かるそうだ。その瞬間、恐怖ホルモンを多量に分泌するらしい。動物の恐怖ホルモンが回った肉を人間は食べているらしい。人体や精神に影響するらしい、と。、、、本当に影響があるかは知らない。ただ、無意味に傷付けず、必殺仕置人みたいに一発で即死させたかった。


 出来上がりは、写真の如く。まあまあ。素人の私でもさばけた。ただ、調理中に残骸を片付けたり、まな板や包丁を洗いながらの同時作業。不慣れで手間取った。
 思ったより身の量が多い。刺身、そして、しゃぶしゃぶみたいに湯どおししで食べた。半分の身は翌朝の食事で、味噌汁と炒め物にした。頭部は分解して冷凍。後日、分けて味噌汁に使う。

 さばきを慣れれば大した事はないのであろうが、初めてで焦った。やっぱり伊勢海老は食事処で食べるものだ。、、、でも、食事処より安くつく自宅での贅沢もありかな。どっちが良い? こころは、今日も大吉!

 ※伊勢海老は、養殖ではありませんでした。天然です。訂正します。


2023年10月23日月曜日

男の料理は、高くつく 〜 お祝い事、伊勢海老


 我が家のちょっとしたお祝い事。天然伊勢海老を市内の直売所から買ってきた。生きている。触ると手が付けられないくらい暴れる。ツノが折れている訳あり品。伊勢海老は縁起物なので、ツノなどが折れている傷物はB級商品として安く売られる。傷物でも味は変わらない。料亭に食べに行くより、はるかに安く済むだろう。それに、お出かけも面倒だ。
 持ち帰ると女房殿が、嫌な顔をした。「誰が、さばくの?」「心配はいらん。俺がやる」。さばき方は、動画を何本も観た。イメージは、出来ている。プロでなくても出来そうだ。たぶん出来ると思う。ただ、海老が暴れまくっているので危なさそう。海老にストレスを与えないように、先ずは、必殺仕置人なみの締めだな。ブスッ!
 刺身をこしらえて頭は味噌汁。さて、上手くいきますやら? 女房殿が云う、「男の料理は、高くつきますね!」こころは、今日も大吉!

     ※ 伊勢海老は、養殖ではありませんでした。

2023年10月20日金曜日

ささやかな幸せを祈っている ~ 星空転じて夜景


 最近、日の出前の星空がとてもきれい。空気が澄み渡っているのか、細い三日月で空が暗い為なのか分からない。星がよく観える。
 昨夜からの計画通り星空を写真に収めようと、日の出前からカメラをセットして外に出た。なんと、なんと、星が見えない。雲がかかっている。天気予報は、曇り一時雨。大丈夫だと思っていたが間に合わなかった。それでも、カメラ持参で裏山の峠までドライブ。手ぶらで帰るのも寂しい。ならばと、夜景を撮る。お寺近くや佐世保港の日の出前の景色。星空の写真は、またの機会。
 毎朝、お勤めに出かける時に、星を見上げる。「あれが金星?こちらがカシオペア座かなあ?」などと想像しながら、その日のささやかな幸せを祈っている。こころは、今日も大吉!

2023年10月18日水曜日

お祖師さまに綿帽子


 本日、お寺の『御会式(おえしき)』。綿帽子が被せられた。我が家のお祖師さま(日蓮聖人)にも綿帽子を被せた。我が家の綿帽子はカット綿。白色のみ。赤色は省略。
 日蓮聖人の綿帽子は小松原法難に由来します。日蓮聖人は、東条景信に襲撃され額に傷を負われます。流れる血を水で洗いながらお身体を休められている時、通りかかった老婆、お市が、「傷口に風を当てては痛みます。どうぞこれを使って下さい」と自分が被っていた真綿を差し上げました。後世、寒くなると傷が痛むであろうと日蓮聖人を偲び、寒くなるこの時期に聖人像に綿帽子を被せます。白は雪を、赤は流れ出た血の色を表しています。
 皆様のご仏壇にお祭りされている日蓮さまにも、何か工夫して綿帽子を被せられたらいかがでしょうか。日蓮さまを偲びながら。こころは、今日も大吉!

2023年10月16日月曜日

ブログをアップして12年 ~ 当ブログファンに感謝


 2011年10月からブログをアップしだして、ちょうど12年が過ぎた。コスモスの写真から始まった。2011年と言えば、東日本大震災があった年。清音のお寺を なんとか盛り立てていこうと考え、ブログを書き出した。ネットでの情報発信のリスクは気になったが、それなりの寺アピール効果はあったと想える。このブログで檀信徒さんが増えたということはない。だが、好感度はアップしたようだ。お寺を身近に感じたのだろう。面識がない人からも、お礼やリクエストのお手紙、メールを頂いた。ファンレターみたいなもの。私としても喜びがあった。
 アクセス数は、今もって岡山の時と変わらない。だが、岡山に居た頃は 当ブログがよく話題になったが、佐世保では話題にならない。長崎の人たちは、誰も見ていないようだ。まあ、内容に生き生き感がないから仕方ない。今は、岡山の錯乱坊さん、雑巾おばさん、匿名さんのコメントに助けられ、総社、清音の友人たちに支えられて細々とアップしている。ファンに感謝。幅広い人気ブログを目指しているわけではない。当ブログファンに見てもらえれば、それでよいと思っている。こころは、今日も大吉!

 冒頭の写真は、裏山に咲くコスモス。夕暮れに撮りに行った。
 

2023年10月14日土曜日

写真なしの雑記 〜 あれこれ


▶︎境内に香り漂うキンモクセイ。「ああ、こういう季節だったか」と気付かされた。小さい花で目立たない。その為か、「わたし、ここに居まーす!」と香りで存在をアピールしているようだ。香りがないと気づかないな。昨年は二度咲きしたが、今年はどうだろう?


  ▶︎『長崎くんち』が、盛況のうちに済んだ。コロナ禍などで4年ぶりの開催。奉納踊りに参加したわけでもなく、長崎市でリアルに見たわけでもない。テレビ中継で観た。それでも、感激した。長崎の伝統行事。関わる人たちの情熱や「もってこーい、もってこい」と声援をおくる人たちとの一体感。良かったですねえ。お諏訪さま、ありがたい。

 ▶︎コスモスの季節。コスモスの名所、佐世保市の『展海峰』に見に行きたい。また、過ぎた頃になるのかな。満開の時期は混雑するから、それでよしとするか。でも、やっぱり見頃が良いなあ。

 ▶︎腰痛の具合は悪くない。仕事も生活も普通にしている。頑張りすぎると、ちょっと危ないかなと感じる程度。この調子であればと願う。

 ▶︎先日アップの食材は、角煮を作った。パンに挟んで食べた。「角煮サンド」。美味しかった。反省点としては、出来上がるまで3日間かかったこと。でも味がよく染み込んで良かった。結果オーライ。

 書くことは、色々あるが、写真を撮る余裕がない。写真がないので、書く気が湧かない。まあ、ぼちぼち。雑記でした。こころは、今日も大吉!

2023年10月13日金曜日

我が家まで世知辛い 〜 食品の物価高


 食品の価格が高くなった気がするなあ。値上げ、値上げとニュースで見るが、実際に ものを買う時に実感する。
 ストアに食材を買い出しに行った。肉は精肉店で買ったので、目当ては野菜。ネギも大根も価格に「ええ!?」とすぐに手が伸びない。私の場合、時々の買い物。それでも、値上がりは感じる。主婦の方々は、やりくりしていることだろう。我が家も然りだ。
 私が料理する。料理するからには、美味しいものを作りたい。食材をケチるつもりはない。特にお肉は奮発した。「まあいいじゃないか。滅多にないことだから」。そう言い訳しながら、女房殿の前に食材を広げた。「美味しくないと、単なる無駄遣いね」と女房殿がプレッシャーをかける。物価高で、世の中、世知辛くなってきている。物価高で、我が家まで世知辛い風が吹く。こころは、今日も大吉!

 肉は、豚肉。肩ロース。

2023年10月12日木曜日

日蓮聖人のご命日 〜 『御会式』


 10月13日は、日蓮聖人の742回目のご命日です。全国の日蓮宗の寺院では、『御会式(おえしき)』として報恩感謝の法要を営みます。佐世保、本興寺では、10月18日 午後3時より執り行われます。どうぞお参り下さい。こころは、今日も大吉!

 写真は、本堂。御会式を前に、万灯が掲げられ、御会式桜が飾られている。

2023年10月5日木曜日

男の針仕事 〜 ご祈祷用具持ち運び袋


  ご祈祷用具を入れる袋を作った。作ったという代物ではない。単に布の三方の角を寄せて縫い合わせて袋にしたもの。品を入れたあと、一方の布を巻けるように紐を取り付けた。至って簡単。布は、引き出しにあった包み。新品。柄が良い。祈祷用具をサッと入れて、簡単に持ち運び。使い終わったら サッと仕舞い込む。使い勝手は良好。
 男の針仕事で縫い目は荒いが、優れもの。こころは、今日も大吉!

2023年10月2日月曜日

暗闇でしか 見えぬものがある 〜 人間性向上 ~ 厄落とし

 我が夫婦、6月以来、苦難続きだった。6月、私がウイルス性の風邪にかかり、女房殿にも感染。2人で咳に苦しむ。7月、女房殿が激しい咳から腰痛。力が入らずひっくり返り、背骨を2箇所圧迫骨折。7月後半から、私が腰痛に苦しむ。お盆にダウン。3週間、動けず。運勢のバイオリズムがあるとすれば、最悪だった。今は、2人とも、だいぶ良い。苦難をいつまでも引きずってはいけないと、昨日、家族で厄落としの食事。大奮発。本当は、旬の伊勢海老を食べたかった。思いつきの食事で準備できず。結局、鉄板焼きステーキ。

 「暗闇でしか 見えぬものがある」(カムカム エヴリ バディ)。確かにあるようだ。普通に歩けることが、いかに素晴らしいか分かった。家族の支え合いの大切さも大事だ。当たり前だが、実感した。また、他人の親切が有り難かった。でも残念ながら、こころ無い人間も稀にいた。そういう人間を見て、自分はどっちの人間だろう?と考える。少しでも「出来た人間」にならんといかんなあと思った。そのための修行を しているのだから。お師匠様は、「修行、修行」と繰り返し言われた。意義は、「人間性向上」にあるように思える。
 10月になった。心機一転。人間性向上に精進じゃあ!こころは、今日も大吉!