2017年4月11日火曜日

如渡得船(にょととくせん) ~ 法華経の功徳


 「渡りに船」の諺は、『法華経の薬王品』の経文に由来をなすそうです。
 「法華経は、よく一切の衆生を救うものなり。・・寒き者の火を得たるがごとく、裸なる者の衣を得たるが如く、渡りに船を得たるが如く、病に医を得たるが如く・・・」。法華経の功徳が説かれています。
 昔、左胸を刺身包丁で一突きされたとき、宿直の当番医が肺の手術に関してはブラックジャックみたいに神業の腕を持つ医者であったこと。学生時代、下宿を出されて途方に暮れたとき、居候させてくれた友人のお寺。助けられたことを数えれば限がありません。そして今、檀家さんが少ない大覚寺でやっていけているのも、なんだかんだの助けがあってのことです。
 「渡りに船を得たるが如く」の連続です。法華経は有り難い。感謝せんといかんですね。こころは、今日も大吉!

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