2018年5月20日日曜日

人間の情 ~ 『壬生義士伝』上・下、浅田次郎


 本を読んで涙した。悲し涙ではない。命がけで「義」に生きる主人公、それを慕う息子、幼馴染の姿に感銘した。それ以上に、妻子を想い、故郷を想い、友を想い、親を思いやる人間の情に涙した。久々、こころ震える物語を読んだ。昔、「壬生義士伝」は、テレビドラマ版も映画版もDVDで観た。だが、ああ、こんな物語だったのかと全く違うものに思えた。人間の情、義に生きることを欲している人には、おすすめです。
 図書館で、借りて読んだ。だが、浅田次郎さんに敬意を表して、本は買うべきだった。素晴らしい。こころは、今日も大吉!

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