内容は、寅さんの想い出語り。父親や他人にバカ呼ばわりされながらも、育ての母親やさくら、御前様、散歩先生、おいちゃん夫婦など優しい人たちに触れ合っていく。優しく切ないエピソードが連なる。エピソードが、子ども目線で語られているので、同じ年頃の今の中学生ぐらいが読むと、感じるものも多いのではなかろうか。章も短く読みやすい。
寅さんは、昭和11年2月26日生まれ。昭和の良き時代。しみじみと読んだ。こころは、今日も大吉!
追記 ~ 柴又帝釈天の御前様が、「念仏を唱えている」とあった。柴又帝釈天は、題経寺という日蓮宗のお寺。念仏は唱えない。お題目を唱える。映画の御前様、笠智衆さんの法衣姿も違和感がある。日蓮宗僧侶としては気になる。
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