テニス、ウィンブルドンが始まった。大坂なおみ選手は、1回戦で負けたが、錦織圭選手は、勝ち上がっている。最後まで残ってくれればと、楽しみにしている。
ウィンブルドンが始まると、必ず想い出すことがある。高校時代に親しかった友人のことである。23年前、イタリアで家族とバカンス中に波に呑み込まれて亡くなった。彼の母親が私にどうしてもお経をあげてもらいたいと、神奈川の自宅に行った。その時、テレビでウィンブルドンの中継が放送されていた。以後、毎年、ウインブルドンの中継を観ると友人のことを想い出す。長い間、その時の驚きと哀しみが甦っていた。しかし、今は哀しみはない。一緒に遊んだ懐かしい姿と笑顔が浮かんでくる。心の中で何処か昇華できたのかもしれない。
私の場合、ウインブルドンは 友人(故人)のことを想い出すきっかけ(媒体)となっている。故人のことを想い出すきっかけを、何と称するか知らない。でも、故人を想い出すきっかけとなる媒体は誰にでも1つや2つあるはずだ。心の中とはいえ、親しかった故人に逢うのは悪いことではない。大事にしたい。こころは、今日も大吉!
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