2020年6月18日木曜日

チェロが奏でる『少年時代』を聴きながら ~ 憧れ


 夜、寝入りにメロディーが聴こえる。楽器は、チェロ。2年前から習い始めた息子が、練習している。練習曲は、井上陽水の『少年時代』。歌詞の意味は不明だが、頼りになる近所の兄ちゃんたちの後を追って、野山を駆けた少年時代の懐かしい風景が浮かぶ。
 息子が、チェロを習い始めた動機は、定かでない。思うに、息子の従兄に、優しく、賢く、頼りがいがあるチェロ弾きがいる。息子の憧れの人間であり、自分も そうなりたいのだと想像する。悪人に憧れてはいけないが、子供心にも、「あの兄ちゃん、あの姉ちゃんみたいになりたい」という憧れは、人間を豊かにしてくれるものだと信じる。
 憧れであり、ご師範である「おがまんば」の故・永村日鵬上人。半歩でも近づければと、少年のように思いながら、今宵も眠りにつく。こころは、今日も大吉!

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