お彼岸に入りました。お彼岸は、仏教週間です。この1週間は、先祖様を敬い お墓参りするばかりではありません。功徳を積んだり、心を磨く練習をする「修行週間」でもあります。
「穢土(えど)一日の修行は、深山での千日の修行に勝る」(鍵山秀三郎)
会社・地域での人間関係、不景気による失業、病気・介護や独居による将来への不安、家族の問題など現代社会は、ストレスの連続です。このコロナ禍中においては尚更でしょう。生きづらいこの現実社会を「穢土(えど)」とか「娑婆(しゃば)」と言います。文頭の言葉は゛つらい現実生活に向かい合い、懸命に生きていくことは、人のいない山奥で 飲まず食わずといったような我慢するば済む苦行よりも、よほど修行になる。目の前の生活を懸命に生きることが 人間性を高める”という意味のようです。「社会に揉まれて 成長する」とは、このことでしょう。このことを、仏教週間であるお彼岸で、意識して過ごしてみてはいかがでしょうか。こころは、今日も大吉!
写真 ~ 本堂の畳拭きが、ほぼ終わりました。掃除は、自己鍛錬というばかりでなく、お寺を維持していくという社会的責任においても、立派な修行です。
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