2021年1月29日金曜日

慣用句 「焼けぼっくいに火がつく」 ~ 間違っていた


 「焼けぼっくいに火がつく」という慣用句があります。「ぼっくい」は、「木杭」と書きます。意味は、「一度焼けた木の杭は 火がつきやすいことから、以前に関係のあった者どうしが、再び元の関係に戻ることの譬え。主に 男女関係においていう」。確かに、燃えた木は、炭の状態で再燃することがあるようです。火が付きやすい。地元でも火事のあと、消防団が 再燃するのを警戒して 現場で寝ずの番をしています。別れたはずの男女が 再燃する、よくある話ですよね。

 全く恥ずかしい話ですが、昔、「焼けぼっくいに火がつく」を「松ぼっくりに火がつく」と、間違って覚えていました。松ぼっくりの中には、山火事の際、固く閉じて焼けずに残り、火災沈下後、雨が降ると開いて 種をまき散らす種類があると聴いていました。森が再生するそうです。子孫保存の方法でしょう。松ぼっくりは「再生」の意味があると思っていました。だから、「松ぼっくりに火がつく」でも、意味合いとしては まんざらおかしく無いような気がします。無茶ぶりですね。昨日、伐った松の木の「松ぼっくり」を見て そんなことを想い出しました。
 「焼けぼっくいに火がつく」ようなことは無いでしょうが、再び逢った時は、善い関係で ありたいものです。こころは、今日も大吉!

0 件のコメント:

コメントを投稿