「盛岡の辛夷(こぶし)は、北さ向いても咲ぐのす。んだば、、、北さ向いて咲げ。春に先駆け、世にも人にも先駆けて、あっぱれな花こば咲かせてみろ!」。浅田次郎さんの時代小説『壬生義士伝』の中で、素朴な主人公・吉村貫一郎の口癖の台詞です。ぬくぬくと生きるのではなく、あえて苦境と向かい合って義を貫き、立派な花を咲かせてみなさい、と言っているのでしょう。小説を読むと、主人公の「義を貫く生き方」に しみじみと感じるものがあります。
雨の中、境内に辛夷(こぶし)の花が咲いていました。辛夷の花に『壬生義士伝』の主人公・吉村貫一郎の義を貫く生き方を 連想すのであります。あっぱれな花です。こころは、今日も大吉!
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