2021年6月6日日曜日

親への孝養 ~ 「親は十人の子を養えども」


 「親は 十人の子を養えども、子は一人の母を養うことなし」(日蓮聖人)
 弘安五年に尾張刑部左衛門尉(おわりぎょうぶさえもんのじょう)の奥さんが、母の第十三回忌の供養の為、身延の日蓮聖人のもとに銭20貫文のお布施を使いの者に持たせ遣わされました。それに対する、聖人のご返事の一節です。誰彼となく今昔を通しての親不孝を嘆かれ、そんな中でも 刑部左衛門尉の奥さんが親のご供養の依頼をされたことの尊さが説かれています。私たちも もう一度、胸に手を当てて 親への孝養を考えなければなりませんね。同時に、懇切丁寧なるご返事をお書きになっている日蓮聖人のお姿に有り難さを感じざるを得ません。信仰の有り難さです。
 お寺の1階、旧・あさひ保育園前の柱にあるツバメの巣にツバメが帰ってきました。母ツバメが巣で卵を温め、つがいのツバメが近くの電線で見守っているようです。ほっこりする景色です。卵が孵化し ヒナを育てる様子を見たいものです。こころは、今日も大吉!

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