田中旭栄堂の栗饅頭「鯉栗萬寿」が届いた。義兄から孫誕生の内祝い。田中旭栄堂の栗饅頭は有名。お祝い事に配られる。
『こころの処方箋』、河合隼雄さんの言葉「ふたつ良いこと さてないものよ」。良いことは、ふたつ続かないということ。例えば、会社で出世したら同僚の嫉妬をかったり、また、宝くじに当たれば知らない人がたかりに来る。そのように、概して良いことには悪いことが付いているものである。だから、良いことの次に悪いことが起こっても「まあ、そんなもんだ」と受け止めればショックも軽減する、という考え方。
何か祝い事があると、親類や隣近所にお餅を配ったりするような古来からの風習は、このようなバランス感覚にあると思われる。良いことがあったら、一見損だと思える施しをする事によって代替えとし、禍を避けようとする考え。ゴルフのホールインワンをすると、みんなに記念品を配る習わしは、正にそれである。「厄落とし」も同じ意味だろう。
施しの趣旨も色々あるものだ。義兄に神の祝福がありますように。こころは、今日も大吉!
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