映画『たそがれ清兵衛』を改めてDVDで観た。以前、観ていたので2回目。改めて観ると、いい映画だ。1回目では 分からないものが理解できて、しみじみと感じることができた。以前観たテレビ番組での実験でも、映画は2回目の方が面白かったという結果が出ている。しかも、私の場合、原作の朗読CDを聴いたばかり。しみじみと感じることができた。
映画『たそがれ清兵衛』の最後のシーン。原作にはない清兵衛の次女役の岸惠子のナレーション。「父、清兵衛の同僚たちは出世し、今、高い地位の人たちが、たくさんおられます。他人は、清兵衛には運がなかった、と云うけれども、私はそう思いません。父は、慎ましい生活の中で、娘たちを愛し、美しい妻に愛されました。清兵衛自身、幸せだったと感じておりました。私は、父を誇りに思っております」。
「勝ち組、負け組」と表される昨今。我欲を追求せず、日々、自分が持っている宝を大切にして生きていくことが、幸せに通じるのかなあと、思うのであります。こころは、今日も大吉!
ほろり涙……。
返信削除涙拭く、木綿のハンカチーフが、必要ですね。
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