連島蓮根、とても美味しい。大好物のひとつ。
煮てよし。炒めてよし、揚げても美味い。
死ぬ時、最後の食事の一品に添えて欲しい食材です。
美味しさを知ったのは、岡山に来てから。
倉敷市の連島(つらじま)の生産業者のAさんから戴きました。
「無茶苦茶 美味しかった」と、お礼を述べた手紙を送りました。
それ以来、「お上人が好きだから」と、毎年頂戴します。ありがたい。
蓮根を収穫するのは、重労働だそうです。
大方は、シャベルカーで泥を取り除くそうですが、
後は、蓮根を痛めなにように、泥沼に入って人力で掘るそうです。
足腰、特に股関節に負担がかかるそうです。
最近、Aさんのことを、他人から聴きました。
稼業は高齢となり、息子さんに譲ったそうです。
それでも、
「お上人が、蓮根が大好きだから・・・体が続く限り・・」と、
股関節を痛めているのに、無理を押して収穫しているそうです。
それを聴き、涙が出ました。
「もう充分味わいました。ありがとうございました」
正直、言葉がありません。
Aさんは信心深い人です。
そして、私が、お坊さんだから想ってくれるのでしょう。
こんな坊主で、申し訳ない。
こころは、今日も大吉!
0 件のコメント:
コメントを投稿