2016年2月27日土曜日

如蓮華在水 ~ 水かぶりの行、水行(すいぎょう)


佐世保・本興寺、「国祷会(こくとうえ)」の法要に先立ち、
荒行を満行したばかりの上人たちが、身と心を清める為に水をかぶります。
昨秋より寒壱百日、水をかぶり続け修行してきたお上人たちです。

水をかぶる桶に、「不染世間法 如蓮華在水」と経文が書かれてあります。
“世間の悪や邪(よこし)まな考えに染まることなく生きよう。
あたかも、蓮の華が泥沼の中できれいに咲くが如く”
法華経の教えです。蓮華は、きれいな小川の畔に咲く花ではありません。
“周りに振り回されることなく、清く生きる力を持ちなさい!”
ということなのでしょう。
水行は、因縁消滅、修行成就、国家安全なども祈っての修行です。


裸で水をかぶるのは、寒そうですね。こころは、今日も大吉!

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