夏を思わせる天気。暑くなった。暑くなると出てくるのは、蛇、ムカデ、蜂など 遭遇したくない生き物たち。
朝、カメラをぶら下げて散歩していると、田んぼの傍らで日頃から愛想がいいおばさんに会った。「おはようございます」と挨拶すると「何か分からないけど 大きいなあ、、、何か分からないけど 大きいなあ、、、」と つぶやいている。「何か居るんですか?」と訊くと「和尚さん、足元!」と指さす。足元を見ると蛇!「ひえぇ~、ひえぇええ~」、たまげて5~6っ歩飛び跳ねた。見ると、長さ1m以上、太さは赤子の足首はあろうかと思える大きな蛇がうずくまっている。「何かわからないけど」じゃないぞ!一目瞭然、蛇じゃないかあ!早く云ってくれよ!心臓が止まるかと思った。
蛇は死んでいるように見える。だが、死んではいない。近くでカラスが「ガアガア」鳴いて観ている。多分、カラスが襲ったのだろう。3メートルほどの棒を持ってきて蛇をつついてみた。首を立て舌をペロペロ出してこちらを見る。やっぱり死んでいない。棒で触って動く方に逃がしてやろうと思うが、ぐったりして動かない。カラスにやられている。紋次郎みたいに「あっしには、関わりないことでござんす」と通り過ぎたいところだ。愛想のいいおばさんが、「このままじゃ、カラスに殺される。どうにかして」とばかりに「和尚さん、、、和尚さん!」と急き立てる。仕方がない。棒に引っ掛けて運ぼうとする。ところが、3mもある棒、蛇も重い。ゆらゆらして途中で落とす。再び半分ほどの長さの棒を探してきて引っ掛け運ぶ。死骸だったらまだしも、まだ生きている。襲ってはこないかとヒヤヒヤ。へっぴり腰。やっとのことで、藪の中に入れた。さすがに怖かった。
それにしても、最近、やけにそういう場面に出くわす。蛇と刺身包丁は大の苦手なんだけどなあ。蛇、ムカデ、蜂、この際、外出を自粛してもらいたいものだ。こころは、今日も大吉!
追記 ~ 今回の蛇、2、3日して元気になって、人の姿をして風呂敷包みを下げてお寺を訪れるかもしれない。そんなことを想像する私。いとあさまし。
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