「遙拝(ようはい)」の意味は、遠く離れたところから神仏を拝むこと。
山梨県身延の友人からメールで、河口湖の河口浅間神社の富士遙拝所の写真が送られてきた。神々しい写真です。鳥居の奥にそびえるのが、富士山。富士山自体が、ご神体として敬われているようです。富士山の姿に尊さが 感じられるからでしょう。仏像にしろ お天道様(てんとうさま)にしろ、尊い姿には 掌を合わせたくなるものです。
清音上中島に住むお檀家さん。足が弱って、寝たり起きたりの生活をされています。「毎朝、大覚寺の本堂に電灯が点いているのを見て、お上人がお勤めされているんだなあと思い、自分も一緒に 大覚さまに掌を合わせているんですよ」とおっしゃる。毎日、朝を待って遙拝されているようです。朝方の暗闇の中で明るく灯された大覚寺の本堂が、尊く感じられるのでしょう。
上中島のお檀家さんの「遙拝の姿」こそが、なんと尊いことだと感激するのであります。こころは、今日も大吉!
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