檀家さんの娘さん夫婦が家を建てるというので、地鎮祭を執り行いました。
今時、家を建てるとなると、セットものとして建築会社の方で神主さんに依頼して地鎮祭を執り行うのが一般的ではないでしょうか。それに「地鎮祭は、神式」という固定観念があるようです。今回、建築主である娘さん夫婦の方で、よく知る私に あえて仏式で地鎮祭をということで依頼されました。信仰に篤いご両親の影響でしょう。良く知っている檀家さんです。私も 依頼されて嬉しかったです。
地鎮祭の式でも、挨拶・説明させて頂きました。日本の仏教は、神仏習合です。天神地祇も大事にします。仏式の地鎮祭は、その地に縁する地神・水神・荒神を始め諸々の神々に陳謝し、本来 草木が生え 生き物が生息するはずのその地に家を建てさせてもらうお詫びをします。同時に その地に縁する迷霊を供養し、邪気を払います。また、建築工事がスムーズに進んで無事完成し、その家の家内安全・子孫長久を祈るものです。仏式は、土地の神様ばかりでなく 土地に縁する霊を供養するところがポイントです。有り難いものです。
今回の施主である檀家さんの娘さんは、小学生のころから知っています。檀家さんの家に盆・彼岸のお経に行くと祖母の「全員集合」で いつも後ろで座って掌を合わせていました。家中に信仰があるのは、良いものです。そういう魂が、今回、地鎮祭を流れで建築会社にお任せではなく、あえて縁ある寺住職に依頼されたのでしょうから。ありがたいものです。
小さい時から知っている可愛い娘さん夫婦の依頼、精魂込めて地鎮祭を執り行いました。大覚寺に依頼して正解だったですね。皆様にも、仏式での地鎮祭を、お薦めします。是非。こころは、今日も大吉!
んー! 素晴らしい!!
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