「雨晴れて、 笠(傘)を忘る」。苦しい時に受けた恩を、その時が過ぎると忘れることの譬え。恩と傘は状況が変わると 忘れてしまうのが人の常。戒めのことわざです。
先日の当ブログを読んだのか、知人から傘が届いた。UVカットの日傘にもなる大きめの紳士用傘。手造り職人作。少し高級そう。日傘が欲しいなあと思っていた矢先だったので 有難い。しかし、冒頭でも触れたが、傘と恩は忘れやすい。特に私の場合は常習犯だ。せっかく頂いた傘を出先に置き忘れてしまっては、残念でこころが痛む。失くすことを想うと 怖くて持ち出せない。たぶん雨の日は100均店で買ったビニール傘をさして出かけるだろう。私の哀しい性(さが)である。
そんな事をぼやいていると、女房殿が一言。「頂いた傘は、頂いた恩と共に忘れないように大事に使えばいいんじゃないですか」「そうだな。雨 晴れても、傘 忘るべかざる!」。こころは、今日も大吉!
凡人は「晴雨兼用」と書くけど、やはり天才はすごいね。「雨晴兼用」だ。
返信削除まあ、愛嬌ということで。
削除もう、ええかげんに傘畳んで!
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