2024年4月4日木曜日

山口瞳さんの本 ~ ファンのお墓参り

 作家、故・山口瞳さんの本、『男の作法 面白可笑しく』が、横須賀の友人から届いた。(写真左。新品。写真右2冊は図書館から借りた)。誕生日プレゼントでもなければ、頼んだ本でもない。友人は、大学の同級生。学生時代に居候していたお寺の住職。お寺は、山口瞳さんの菩提寺。
 本を頂戴した経緯はこうだ。先日、錯乱坊さんのブログで『鴈風呂』のことがアップされていた。鴈風呂と言えば、私の頭の中ではサントリー・ウイスキーのCM『鴈風呂』を連想する。当時、サントリーの宣伝部で一世を風靡していた開高健さんと山口瞳さんが制作。CMにも出演。錯乱坊さんのブログで山口瞳さんのことが想い出され、本を読んでみようと思った。そんなことを横須賀の友人と電話で話していたら、後日、本が届いた。

 さて、前置きはこれくらいにして、本題。友人の寺は、瞳さんの菩提寺であり瞳さんのお墓がある。未だにファンの人がお墓参りに訪れるらしい。記念館ならともかくお墓になあと思う。お墓は、故人に会える場と考えられているのだろう。根強いと思う。しかし、近年、お墓を求めないばかりか、火葬場から遺骨を持ち帰らない家が増えていると聞く。大切な人を亡くして、喪失感にどう向かい合うのだろうか?と考えてしまう。瞳さんのファンのお墓参りが未だにあることを聞いて、そんなことを思った。こころは、今日も大吉!

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