檀家さんの家にお経に伺ったら、足元に『中村哲物語』の本があった。
「誰の本ですかぁ?」「私んと」(80歳ぐらいの奥さん)「中村哲さんに興味があるとですか?」「ちょっとね。子供向けの本ですたい。難しいのは、読まんけど、子供向けは読めるとよ」「中村哲さんは立派な人ですもんね」「立派な人たい。いつもは、図書館で借りるとばってん、今回は本屋で買ったとさ」「へぇ〜!本、好いとっと?」「いつも図書館で借りてばかりですたい」「私も図書館ばかりたい」「佐世保の図書館はどこにあると?」「街の近く。大きかばい」、、、、話は続く。
毎月伺う檀家さんの奥さんが、本好きだとは知らなかった。正直、本には興味がないように見える。意外だった。「意外」は余計か。本は面白いですものね。
児童向けの『中村哲物語』の本を、高齢の檀家の奥さんが読む。なんだか しみじみと感じるものがあった。こころは、今日も大吉!
注 ~ 台詞を、長崎弁で書いてみました。分かりますかな?ただ、映画やテレビドラマのわざとらしい長崎弁になってしまいました。
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