2024年5月30日木曜日

宗教の信念は強い ~ 中村哲さんの本、『天、共に在り』

 

 中村哲さんの本を読んだ。『天、共にあり アフガニスタン30年の闘い』。一気読みした。児童向けではない。内容は、25キロに渡る灌漑用水を引くまでの苦難の記録。
 「やっぱりね」と思いました。中村哲さんは、本の表題でも分かるようにキリスト教徒です。中学生の時、洗礼を受けられています。偉業をなし得た根底には、聖書の言葉「暖衣飽食を求めず、ただ道を求めよ。天は汝らと共におわします」があるそうです。そう自ら述べられています。それ故に、アフガニスタンの人々の命を救うことを天命と捉えられたのでしょう。宗教に関わる信念は強いですね。こころは、今日も大吉!

 【中村哲さんのメッセージ】 ~ この本の最終章で、宮沢賢治さんの童話『注文の多い料理店』を比喩にして、日本人は見当違いの報道に操られて 最後は平和が崩れてしまうのではと、警鐘を鳴らします。だから、「目を凝らして、何が本当に必要なのかを見極めなさい!」と提唱しています。実体験したアフガニスタンにおける見当違いの報道に、危うさと憤りを感じておられます。

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