2020年12月31日木曜日

ゆく年くる年 ~ 想い出の雪だるま ~ 頭上のカエル

 

 今年も、大みそかとなりました。皆様にはあれやこれやと、大変 お世話になりました。ただただ、ありがとうございました。こころは、今日も大吉!

 追記 ~ 天気予報では 「雪」ですが、降りません。掲載写真は、8年ほど前の雪の日の写真です。家族で作った雪だるま。置物の「カエル」を雪ダルマの頭に乗せたのは、女房殿だったような記憶があります。何かの「願掛け」だったのでしょうか? 「カエル」?。

2020年12月30日水曜日

本日、風、強し ~ へし折れたお題目の幟の竹

  なんてこったい! 今日は、風が無茶苦茶 強かった。強風に煽られて、幟の竹がへし折れた。頭が真っ白になって言葉にならない。

 12年前、檀家さんにお願いして作ってもらったお題目の幟。それまでは、「大覚大僧正」の幟ばかり10本を、お祭りに建てていた。私としては、どうしても「南無妙法蓮華経」のお題目の幟を建てたかった。濃紺に白抜き。しかも大きめの幟。少し値段は張ったが、自費で建てようと思った。だが、思うところもあり、思いを檀家さん有志に伝え お願いした。お陰で、幟を買うことが出来た。



 そうなると、それに合う幟竹が必要。檀家さんと裏山に入り、たくさんある孟宗竹から選択。幟が大きいので大きめの竹。しかもまっすぐ伸びた竹。「これは小さい」「あれは曲がっている」と選ぶのにかなりの時間がかかった。やっと見つけた竹。まっすぐ伸び、大きさも充分。立派な竹を伐り出すことが出来た。今までの幟は、3、4人で建てていたが、新しい幟は竹が真新しく重い。「こりゃ、重いぞ!」「よいしょ、よいしょ!」と6人がかりで苦労して建てた。立ち上がったお題目の幟を見て、感激したことを覚えている。今は、竹も乾燥し軽くなって扱いやすくなった。堂々とはためくお題目の幟を見上げるたびに、今でも満足感が湧いてくる。お気に入りの幟。同時に、檀家さんにとって、やっと見つけた立派な竹にも思い入れがある。正月、初参りした檀家さんは、折れた竹を見て、きっとがっかりすることだろう。こころ、痛し。
 来年は、大覚寺にとって変革の年、新しい竹に替えろということなのか?こころは、今日も大吉!

2020年12月29日火曜日

檀家さんによる年末の大掃除 ~ 正月準備あれこれ

 

 檀家さんによる年末の大掃除でした。本堂の拭き掃除。境内の掃き掃除。溝掃除。併せて、幟立て。門松つくりなど、正月準備をしました。本堂においては、格子窓拭きはもちろん、畳、床まで雑巾がけして頂きました。境内、石段、駐車場も、上から下まできれいになりました。寺内の家族だけでは、こんなにきれいには出来ません。ありがたいことです。

 大きい寺であれば、門松作りは、大工さんや工務店に頼んで作ってもらうのでしょうが、うちは自分たちで作ります。ベテランぞろいで手際が良いです。今回、実行部隊の若手は仕事で来れませんでしたが、すでに門松作りは伝授されています。その点、ベテランも安心しています。今年も立派な門松が出来ました。

 女性陣は、ひと仕事終わり、休息。和気藹々。丁寧な掃除など、「自分たちのお寺」という意識の表れでしょう。今回、このコロナ禍中、お願いが難しい点もありました。「自分たちのお寺」をキーワードにもっと輪を広げたいものです。
 
 隅々まできれいにして頂き、ありがとうございました。これで、気持ちよくお正月が迎えられます。皆さま、お疲れさまでした。正月、新春初祈祷でお会いしましょう。こころは、今日も大吉!

2020年12月28日月曜日

信仰の誠 ~ 正月の重ね餅

 

 正月の重ね餅を お供えして頂いた。お堂には、大覚さまを中心に、日蓮さま、仏さま、鬼子母神さまをお祭りしている。お供えして頂いたお餅は 四重ね。加えて小餅たくさん。この施主は、檀家さんではありません。大覚寺は、地元で『大覚さま』として尊ばれ 大切にされています。施主は信心深く、親の代から毎年、お供えされています。信仰が引き継がれているところに ‟信仰の誠”を感じます。ありがたいことです。大覚寺も、「ありがたい大覚さま」で あり続けようと精進しております。
 「施主及び その親族、令和三年も、禍なく 健やかに 明るく 暮らせますように!」 祈念 合掌。こころは、今日も大吉!

2020年12月27日日曜日

『長崎親切』 ~ 本堂正面の引き戸

 

 『長崎親切』と云う言葉を耳にしました。昨年、長崎出身の「さだまさし」さんのコンサートを聴きに行った時、さださんのトークで出た言葉です。
 さださんは、バイオリン修行の為、東京の中学校に入学します。冬休みに どうしても故郷、長崎に帰りたくなって無賃乗車をします。落ち着かず、もじもじしている姿を見た若者(同じ汽車に乗り合わせた帰省中の知らない学生)が、汽車賃を払ってくれて弁当まで買ってくれた。そこまでは、普通の親切。長崎駅に着いた時、さらに家までの電車賃を手渡された。さださんが云うに、「最後の最後まで面倒を見る親切」を『長崎親切』と云うらしい。『長崎親切』、初めて聞いた言葉でした。さださんの造語でしょう。でも、長崎の人が親切なのは、間違いありません。

 毎朝のお勤めで、雨風が強い時以外は、戸を開けっぴろげています。毎朝、近所の人が本堂前まで上ってきます。勤行中のお参りです。このところ、随分と寒くなりました。防寒の為、本当は、正面の引き戸を閉め切りたいところです。その人にも、「寒くなったら、戸は閉め切りますから」と伝えてあります。それでも、急に戸を閉め切ると、なんだかお参りを拒否しているようです。それに、お参りする人にとっても、御宝前が見えた方がお参りの甲斐があるというものです。今、寒いですが、60㎝ほど開けています。今から更に寒くなります。閉め切るかどうか 迷うところです。しかし、「長崎親切」で、 この冬、最後まで開け続けて 勤行をしていこうと思っています。「隙間風、寒~!」。こころは、今日も大吉!

2020年12月26日土曜日

「鬼の居ぬ間に洗濯」どころじゃない ~ 忙し、忙し!

 

 「長崎皿うどん」を作った。何?! まずそう。バカ言っちゃいけません。美味しいんです。具材は、冷凍ものですが大粒の海鮮です。エビ、イカ、ホタテ、アサリ。写真の写し方が良くないので、美味しそうには見えませんが、美味しいです。そういうことにしときましょう。
 女房殿が用件で、この2日間ほど留守。自炊しています。外食産業を頼っても良いのですが、年末の為、お寺には来客や電話が多く、離れられません。お札部屋に閉じこもりながら、時間になったら、台所でゴソゴソ食事の支度をします。昨日の昼は、鰹節味の焼き飯と 鶏のモモ肉を炒めたもの。夜は、皿うどんと 諸々の酒の肴。今朝は、銀杏ご飯の予定。昼は天ぷら蕎麦かな?
 普通だったら「鬼の居ぬ間に洗濯」なのでしょうが、なんせ 年末のお寺です。のんびり出来るどころか、かえって忙しい。鬼の手も借りたいくらいです。今から、ご仏飯用の「銀杏ご飯」を炊きます。あ~、忙し、忙し。こころは、今日も大吉!

2020年12月25日金曜日

自分らしくが 一番 格好いい ~ おみくじ『第二十二番』


 お堂で水替えの さ中、『大覚寺みくじ』が 目に留まった。引いてみた。

 『第二十二番』。みくじの言葉は、『飾る』。アドバイスは、「格好つけなくていいよ! 飾るなら、白で飾れ」。白色は、素地。そのままの自分で 充分 美しい。他人と競わず、自分らしく振舞おう。自分らしくが、一番格好いい。

 別段、格好つけているわけではない。でも、自分らしくが一番良いのは 間違いない。「自分らしく」を意識して生活するのも 悪くない。こころは、今日も大吉!
 
         ☆ 写真はイメージ。長崎港。

2020年12月21日月曜日

冬至に「かぼちゃプリン」 ~ 「ん汁」「ん盛り」


 今日は、冬至。冬至と云えば、運気が回復する「一陽来復」、無病息災を願う「ゆず湯」、健康で冬を乗り切るための「かぼちゃ料理」などが思い浮かびます。それとは別に、「ん盛り」というのがあるようです。
 大覚寺に越して来たころ、来寺した本興寺の大先輩の奥さんからアドバイスを受けました。「経淳さん、『ん汁』をされたらどうですか? 大根、ニンジン、銀杏、ナンキン(かぼちゃ)、蓮根、うどん など、「ん」がつく食材を煮るのです。「ん」は、「運」。食べると ”運気が上がる食べ物”として振舞うのです。お参りが増えるかもしれませんよ」。それもいいかもと思い、お焚き上げ祭の時に、女性陣に提案しました。しかし、「かぼちゃ汁ぐらいで 丁度いいんじゃない」となり、結局、ぜんざいを振舞うことになりました。食べ物振舞いは、女性陣の担当ですから あまり強く注文はしません。「ん汁」、世間では「ん盛り」というそうです。今後、考えていって良いかもしれませんね。
 友人からプリンが送られてきました。なんやら、神奈川県の葉山のお店で注文したそうです。葉山といえば「葉山の御用邸」。天皇さん家族の別荘があるところ。もしかしてだけど、天皇さん家族も このプリンを食べておられるかもしれません。どうだろうか?? まあ、それはともかく。写真は「かぼちゃ(南京)プリン」。南京(なんきん)で 「ん」がつく。しかも、プリン。これまた「ン」がつく。ダブルで「運、運」がつく。これほど縁起がいい食べ物はないと思いながら、この美味しいプリンを 冬至の日に食べているのであります。いとめでたし。こころは、今日も大吉!

※ 「ん汁」が 却下された理由の一つ。南京(なんきん)、銀杏(ぎんなん)。「なん」、「難」がつく。

2020年12月20日日曜日

小さい声でも 仏さまに届くように お題目~ お焚き上げ祭

 年末恒例の『お焚き上げ祭』を執り行いました。コロナ禍の最中です。密にならないように対策を講じました。例年だったら、お弁当を広げて慰労会をしましたが、今年はなしです。接待も簡素化しました。それでも、たくさんの人のお参りを頂きました。この一年を無事に過ごすことが出来た感謝のお参りでしょう。ありがたいことです。
 お手伝いのお上人の法華の太鼓に合わせて、皆で感謝のお題目を唱えました(写真)。三密が要求される今の状況です。「小さい声で宜しいので、仏さまに届くように、感謝のお題目をお唱え下さい」とお願い致しました。皆さん、仏さまに届くようにお題目を唱えて頂きました。皆さん一同に合掌するその姿に 顕れています。
 『感謝は、幸せの素』。来年は、きっと良い年になると信じています。こころは、今日も大吉!

2020年12月19日土曜日

考え中


 本堂のストーブを観ながら、記事を考え中です。しばらくお待ちください。こころは、今日も大吉!