2017年2月15日水曜日

巨大な何かに生かされている ~ 故、水木しげる氏


 故・水木しげるさんの本、『人生をいじくり回しては いけない』を読んだ。エッセイ集。
 水木さんは、入隊してラッパ卒をするが、「ラッパが吹けない」と言うと、激戦地ラバウルに行かされる。見張り番をした時、オウムに見とれていると、アメリカ兵が機銃で攻撃、隊が全滅。命からがら逃げ、一人だけ助かる。マラリアにかかったり爆撃で左腕をなくしたりするが、土人に慕われたり、九死に一生を得たりする。水木さん自身、「目に見えない力の働き」に助けられていると感じるようになる。いや、信じるようになる。更には、「大自然の巨大なものに生かされている」と実感していく。

 「人生、いろんなことが起こって当たり前。ならば自然の流れに身を委ねてしまった方がよい。そこに幸せがある」と言われている。人生経験からのことでしょう。こころは、今日も大吉!

 ※絵は、本の挿絵を真似て描きました。水木さんの自画像でしょう。

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