2020年3月16日月曜日

太秦・東映撮影所の栄枯盛衰 ~ 『あかん やつら』


 春日太一さんの『あかん やつら(東映 京都撮影所 血風録) 』を読んだ。京都・太秦にある東映撮影所の70年間の歴史物語。著者の取材によるエピソードで構成されている。撮影所生残りの為、映画量産、薄利多売を実践し、題材も時代劇、任侠映画、実録やくざ映画、文化大作など路線を時代に合わせて変更していく。必死さが伝わってくる。 
 ラジオ番組「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」で紹介された本。武田さんの話が面白かったので、図書館から借りて読んだ。太秦・東映撮影所の栄枯盛衰を知ったところで、私の生活が何か変わることはない。雑学である。しかし、そういう世界を覘くことも、また面白い。「網走番外地」「仁義なき戦い」「日本の首領」「柳生一族の陰謀」、千葉真一の空手映画など、懐かしかった。こころは、今日も大吉!

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