「威張れる立場の人に 決して威張るな」。今朝の山陽新聞『滴一滴』で紹介されている作家・山口瞳さんの言葉。サラリーマン社会での不遜を戒めている。サラリーマン社会とは言わず、この種の人間に、出会うことがある。誠に嫌なもので見苦しい。そうは言うものの、私自身も他人から見れば、同じ態度をとっているかもしれない。せめて、自戒しながら生活したいと思う。
学生時代に居候していたお寺が、山口瞳さんの菩提寺だった。山口さんの小説やエッセイに先代住職やその娘さんたちのことが紹介されていた。「威張ることもなく、欲もなく、、」。決して威張らない人たちだった。かの娘さん(友人の姉)には、毎年夏に、横須賀のお寺でお会いしていた。しかし、なんと言うことでしょう。先日、病気でお亡くなりになった。コロナ禍中、赴けず、葬儀参列できなかった。哀しく、やるせない。
「威張れる立場の人に 決して威張るな」、お寺繋がりの山口瞳さんの言葉が、やけに身に染みる。こころは、今日も大吉!
※ 写真上 ~ 居候していたお寺。 写真下 ~ お寺の猫。お寺のお姉さんは、猫好きだった。お姉さんは、私の創作法話『猫顔』のモデル。
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