2021年1月22日金曜日

あの世に行く途中、「浄玻璃鏡」というビデオ判定がある


 大相撲のきわどい勝負判定には、「もの言い」が付き、親方衆が協議する。その際、ビデオ室と連絡をとり ビデオ映像も参考にするようだ。12日目の「大栄翔 vs 明生」も、11日目の「正代 vs 隠岐の海」戦もきわどい勝負だった。特に11日目の正代戦は、隠岐の海の親指が微妙に早かった。あの微妙さは、ビデオ判定でないと行司の肉眼では厳しいだろう。
 テニスもサッカーもラグビーもビデオ判定のルールがある。スポーツばかりでない。交通関係では、ドライブレコーダーもあるしオービスもある。ビデオや写真を見せられれば、一目瞭然。納得するし異議など唱えられない。
 この世のことばかりでない。死んであの世に行く途中、閻魔(えんま)様が居って、その前で「浄玻璃鏡(じょうはりきょう)」という鏡に 生前の行動がすべて映し出される。悪業が暴き出されるのだ。いわば、ビデオ判定である。閻魔様に「俺は、やってない!」などと嘘はつけない。あの世のことを思えば、悪いことは 出来ない。こころは、今日も大吉!

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