2021年8月21日土曜日

響き渡れ梵鐘の音 ~ 交換された撞木の先端部


 梵鐘を撞く撞木(しゅもく)の先端部が取り換えられた。本興寺では、毎朝午前6時丁度に時報に合わせて、梵鐘が撞き鳴らされる。大雨が降ろうが大風が吹こうが 休むことはない。毎朝撞きつづけ摩耗した為の今回の交換。

 梵鐘は、直径78㎝。高さ1m50cmほどある。昭和41年4月8日(花祭り)、故・松本智響上人の代に檀信徒様の寄付に依って提げられたようだ。衆議院議長をされた故・山口喜久一郎さんの名が寄付者の筆頭にある。撞木自体は、日鵬上人、第23回忌の折に新調されている。3年ほどで交換できる仕組みになっている。今回、5年目での交換。少し長持ちさせたのかな。
 梵鐘の役割は、時報を告げるばかりでなく、その響きを聴く者は 一切の苦から逃れ、悟りに至る功徳があるとされる。交換された撞木で撞かれた梵鐘の響きが良くなった。これからも、時刻(とき)を告げ、聴く人の煩悩を滅除していくことであろう。こころは、今日も大吉!

 追記 ~ 今回、じっくりと梵鐘の刻印を観たり、話を聴いたりした。お寺の歴史を垣間見ることが出来ました。弟子入りした時、毎朝何気なく撞いていた梵鐘だが、歴史があるんだなあと思う次第です。毎朝、こころして撞かなくてはならないようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿