2022年2月3日木曜日

今日は、節分 ~ 禍は、口より出でて身をやぶる


 先日の当ブログ、「作務衣の襟の充て布の記事」へのコメント、ありがとうございました。気遣いに感謝いたします。
 さて、充て布をしてもらった後のことでご座います。祈祷用具の『撰経』(せんきょう)の筒に巻いてある布が擦り減ったので、女房殿に「同じデニム生地の布を、巻いてもらえないかなあ?」とさりげなくお願いしました。そしたら、ニヤリと笑い「自分でしたら!」と無下に断られました。察するに、襟に当て布をしてもらった時、「貧乏くさいなあ」とポツリと漏らしたのが気に障ったようです。撰経の修理、自分では 出来そうもないなあ。ああ、困った。
 「禍は 口より出でて 身をやぶる」(日蓮聖人)。本当のことです。吐く言葉には、こころせねばなりませんね。出た言葉は、元に戻りません。
 「撰経」の修理は ほとぼりが冷めるまで待つとして、女房殿は、事により、心が 仏にもなるし、鬼にもなる。今日は「節分」。女房殿の後姿を見ながら、「鬼は外!鬼は外!」と心の中でつぶやいた。鬼の心、退散!こころは、今日も大吉!

2 件のコメント:

  1. よく使われた撰経、おかげがありそうですね。

    返信削除
    返信
    1.  佐世保のお寺に来たら急激に擦り切れました。岡山を出るころは、上等だったのにです。お祭りや 他所行き用は、別にあるので良しとして、日々のお勤め用に修理が必要です。撰経も消耗品のようです。新品は、結構高価です。

      削除