3月11日は、東日本大震災の日。本興寺でも、14時46分に梵鐘が撞かれ、本堂でお経があがり、近くの消防署でサイレンが鳴り響く中、寺内 皆の黙とうが捧げられた。
話は変わる。
我が家族3人とも3月が誕生月である。だから、一番早い息子の誕生日に合わせて3人のお祝いをする。お祝いと言っても、3人揃って食事をする程度である。
昨日、お寺で彼岸の卒塔婆申し込み受付をしていたら、「浅〇です。佐世保に帰って来られたんですね。○○さんから聴いていました」「はい、復帰しました。云々」など世間話。この檀家さんの奥さんは、昔、お寺の保育園に勤務されていて、女房殿と仲良しだった。哀しいかな、その奥さんは十数年前に亡くなられた。ご家族は さぞ寂しい想いをされたことだろう。連れ添いを亡くすという事、わが身に振り返って、辛いことであろうと想像する。
今日は、用件でお寺に休みをもらっている。朝のお勤めも休ませてもらうつもりでいた。しかし、今朝、早く目が覚め、「そう言えば昨日、浅〇さんのご主人さんに会ったな。自分たちは こうして夫婦揃って生活している。当たり前のことであるが、なんと有り難いことであろう。今日、自分たちは3人揃って誕生日のお祝いをするつもりでいる。清音ではもちろん この数十年間、家族皆、大病も大怪我もせずに過ごすことが出来た。お祝いをする前に 神仏に 感謝せんば いかんばい」と思い至る。休むつもりでいたお寺の朝の勤行に、お供えを下げて出かけた。「誕生日は、感謝の日ばい」。つくづく そう思った。こころは、今日も大吉!
▶写真は頂戴した長崎の万月堂の「桃カステラ」。長崎での「ひな祭り」の縁起物。
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