2020年4月30日木曜日

5月3日は、清音・大覚さまの縁起日 ~ 差し入れ


 暑くなりました。5月1日は 「八十八夜」。5月5日 が「立夏」。暦の上では、夏になろうとしています。日の出が、ずいぶんと早くなりました。
 例年の『大覚さまの大祭』は、自粛し参拝を控えて頂いております。それでも、5月3日は、清音・大覚さまの縁起日。大覚さまには、お供え物をし お経をあげて喜んでいただいて、日頃の感謝を申し上げなければなりません。参拝者は無くても、お供え物の準備や清掃などに励んでいます。そういう中、 アイスやジェラートなどの差し入れ、心遣いに励まされます。お経だけは、精いっぱいあげようと思っています。こころは、今日も大吉!

 ※ 大覚さまの縁起日に際し、皆様からのお供えは 受けています。

2020年4月29日水曜日

初めての試み ~ 蜂捕獲機


 スズメバチは、危険で怖い。今まで、大きくなったスズメバチの巣の駆除を、業者に頼んだことがある。予防はないか? 春先、女王バチを捕獲すれば、巣一個分を駆除することになる。スズメバチトラップ(蜂捕獲機)を作ってみた。初めての試み。捕獲機の作り方は、ネットで調べた。穴をあけたペットボトルに、誘引剤を入れて吊り下げる。方法はどれも同じ。ただ、中に入れる誘引剤がそれぞれ微妙に違う。各々の経験と工夫によるのだろう。結局、CCレモン(ジュース)と安物の焼酎、それと酢を混ぜた。酢は、スズメ蜂以外が入らないように入れた。トラップを仕掛けるのは、3月からゴールデンウイークまでと書いてある。ギリギリ。 初めての試み。上手く捕獲できるかどうか? こころは、今日も大吉!

2020年4月27日月曜日

カラスの縄張り争い ~ 『仁義なき戦い』


 1羽のカラスが霊園の片隅で死んでいた。朝勤後の境内パトロール中に発見。見た瞬間、「ひえぇ~!なんでぇえ~?」、おののき半歩下がった。すると、死んだカラスが弱々しい目で訴える。「お坊さん、頼む、、、」 気のせいかもしれない。だが、そう聴こえた。頼み事は、まさか坊主に仇討でもあるまい。埋めてくれと言ってんのか。面倒くさいことは断る主義だ。だが、大覚寺霊園内のことだ、仕方ない。「おえ~、おえ~」 吐き気を抑えながら藪の中に埋めた。そう言えば、昨日、1羽のカラスを2羽のカラスが、「ガア、ガア・・」と叫びながら追っかけていた。ちょうど死骸があった辺りだ。縄張り争いの末の出来事かもしれない。『仁義なき戦い』だな。「当霊園で、もめ事 厳禁」。こころは、今日も大吉!

2020年4月25日土曜日

威張るな! ~ 作家・山口瞳さん繋がり


 「威張れる立場の人に 決して威張るな」。今朝の山陽新聞『滴一滴』で紹介されている作家・山口瞳さんの言葉。サラリーマン社会での不遜を戒めている。サラリーマン社会とは言わず、この種の人間に、出会うことがある。誠に嫌なもので見苦しい。そうは言うものの、私自身も他人から見れば、同じ態度をとっているかもしれない。せめて、自戒しながら生活したいと思う。

 学生時代に居候していたお寺が、山口瞳さんの菩提寺だった。山口さんの小説やエッセイに先代住職やその娘さんたちのことが紹介されていた。「威張ることもなく、欲もなく、、」。決して威張らない人たちだった。かの娘さん(友人の姉)には、毎年夏に、横須賀のお寺でお会いしていた。しかし、なんと言うことでしょう。先日、病気でお亡くなりになった。コロナ禍中、赴けず、葬儀参列できなかった。哀しく、やるせない。
 「威張れる立場の人に 決して威張るな」、お寺繋がりの山口瞳さんの言葉が、やけに身に染みる。こころは、今日も大吉!

 ※ 写真上 ~ 居候していたお寺。 写真下 ~ お寺の猫。お寺のお姉さんは、猫好きだった。お姉さんは、私の創作法話『猫顔』のモデル。

2020年4月24日金曜日

季節の感覚が しっくりこない ~ 夏野菜の苗


  夏野菜の苗が、ホームセンターにたくさん並べてありました。「ああ、こういう時節なんだなあ」と思いつつも、なんだか しっくりきません。この数日、風が強く冷たかったのもあります。それより、例年、この時期に執り行われる行事がコロナ禍の影響で休止や延期になり、季節の感覚がずれているのかもしれません。例年だと、並べられた苗を横目で見ながら、「今は、大祭の準備が最優先。苗は、お祭りが済んでから」と焦る気持ちを抑えながら通り過ぎていたのにですね。祭りの準備に日々追われ、慌ただしくしていた例年と比べ、しらっとした日々を過ごしております。こころは、今日も大吉!

2020年4月23日木曜日

「思い立ったが吉日」が剪定時期 ~ モミジの木、剪定


 本堂周りの樹木の剪定をした。10年ぶり。本堂周りが、うっそうとしてしまった。モミジの剪定は、冬にやるのが良い。だが、そうも言ってられない。今やらなければ、幹が大きくなり過ぎて、素人の私には手に負えなくなる。思いついた時、やる気になった時が、オレ流 剪定時期 。「思い立ったが吉日」

 今回、2本。幹の上部を飛ばした。根っこから切り倒すのは、さほど難しくない。だが、幹の途中、上部を切り落とすのは危険が伴う。切った瞬間、切り取った幹が、予期せぬ方向に跳ねる場合があるからだ。身体に当たり脚立から落下する場合もある。顔面に当たれば悲惨なことになる。安全ベルト(命綱)はもちろん、幹が跳ねないようにロープで縛ったり、安全を図って切った。かなりスッキリなった。
 今回も身に染みた。建物のすぐ周りに樹木を生やすべきではない。樹木は、やがて大きくなる。それなりに管理が必要。こころは、今日も大吉!

 ※ 写真、切り落とした幹。解体して片づけた。

2020年4月21日火曜日

敬意を表します ~ 笑顔


 掲載の絵、友人からLINEで送ってきました。ナイスです。著作権フリーだそうです。どなたが描いたか 知りませんが、敬意を表します。こころは、今日も大吉!

2020年4月19日日曜日

寂しげ ~ 境内のチューリップ


 少し遅いですが、境内にチューリップが咲いています。いつもだったら、「きよね認定こども園」の園児を招いての『こども花祭り』で、子どもたちを迎えてくれるのにですね。どこか寂しげです。手品を披露できない私も、寂しい限りです。新型コロナウイルス感染防止。しょうがない!こころは、今日も大吉!

2020年4月17日金曜日

『大覚さまの大祭』、自粛のお知らせ ~5月3日の由来


 大覚寺では、毎年、5月3日に『大覚さまの大祭』を執り行っています。今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、参拝を控えて頂き、お寺の者のみで行います。コロナウイルス感染完全終息と共に、皆様の健康と安全を大覚さま題目石に祈ります。
 終息した折には、変わらぬお参りをお願い申し上げます。こころは、今日も大吉!

※ 大祭には、大阪から講談師をお招きしていました。3月中にキャンセルさせて頂いています。楽しみにしていたのに、残念です。
※ 『大覚さまの大祭』が  毎年5月3日の由来 ~ 『清音村史』に依りますと、大昔、題目石が盗まれ、村民で必死に捜し出し、村に連れ戻したそうです。村では、村民総出でお迎えしたと書いてあります。迎えたその日は、奇しくも、大覚さまのご命日、4月3日。その日を「お祭り日」としたそうです。 その後、ひと月遅れで、盛大にお祭りをするようになったと承知しています。
※ 写真は、昨日夕方、西の空。庫裏より写す。

2020年4月16日木曜日

貧乏臭い ~ チェーンソーの代用カバー


 チェーンソーの後部カバーが操作中に外れて、失くしてしまいました。黒色のプラスチック製。藪を払っている最中に、外れたようです。畳 2畳半ぐらいの広さの内に落としたと考えられます。地面は、落ち葉が積もり、その上に切った枝を積み重ねています。草の根をかき分けるように、時間をかけて徹底的に探しました。どうしても見つかりません。ショック!
 仕方ありません。代用を被せました。チョークの空気穴があるところです。空気が通るようにしなければなりません。お茶を淹れる急須の網を大小二重ねにして、ガムテープで張り合わせました。エンジンもかかるし、操作も問題ありません。ただ、貧乏くさー!こころは、今日も大吉!

2020年4月15日水曜日

命あっての物種 ~ 霊園周りの雑木伐採


 霊園の周りの雑木をチェーンソーできれいにした。高い崖の上。もちろん、安全ベルト(命綱)はつけているが、落ちたらひと溜りもない。落ちて即死すれば諦めもつくが、半身不随にでもなったら、家族は路頭に迷う。よくも まあ、こんなことをと思う。
 10数年前、近所のヒトシさんと霊園周りの樹木伐採を大掛かりにやった。ヒトシさんは、無茶苦茶高い木の上に上り、木に掴まることもなく両手でチェーンソーを握って枝を落としていた。手放し状態。「この人、命知らずかあ」と驚いたものだ。今は、自分が近いことをしている。慣れとは怖ろしいものだ。ヒトシさんに鍛えられたのかもしれないな。明日も天気は良いようだ。明日は片付け。命あっての物種。安全第一。こころは、今日も大吉!

2020年4月11日土曜日

やっぱり大覚寺産が食べたい ~ 写真は、真備産の筍


 待ってましたあ~! 筍を 頂戴した。筍の名産地、真備産。高価。筍ごはんで食べた。初物。美味しかった。頂戴していて言うのもなんだが、やっぱり、大覚寺の竹林に生える筍を食べたい。こころは、今日も大吉!

 余談 ~ 大覚寺にも、竹林がある。ご近所の筍堀人が、連日、寺の竹林に入っている。「収穫は?」と尋ねると、何も言わず、手の平で頭をくるくると撫でる。「坊主」頭、収穫なしの意味なのだろう。「坊主」は、狙い目の魚が釣れなかったという釣り用語だ。お坊さんに対し「坊主」の比喩。洒落かいな? 昨年は、イノシシに、常に先を超されて苦戦していた。今年は、例年に比べ 出が遅いそうだ。筍堀人は、明朝も竹林に入ると言う。筍堀人としては、出始めの収穫が一番の喜びなのだろう。幸運を祈る。

2020年4月10日金曜日

こういう時だからこそ


 檀家さんとの花見も中止でした。子ども花祭りも中止となっています。がっかりで気抜けしています。しかし、沈んでばかりいても始まりません。時間的余裕が生じた こういう時に、日ごろ疎かにしていた事に目を向けていきたいと思います。こころは、今日も大吉。

2020年4月9日木曜日

新緑の候 ~ 木の芽


 新緑の季節。青葉が 目に眩しいです。境内に山椒の木があります。雄の木、「花山椒」です。雌ではないので実はなりません。そばを通ると、銀座の高級料亭のお吸い物の香りがします。あっ、銀座の高級料理店には入ったことありません。イメージです。そのまま 煮物やお豆腐に添えるのもおいしいですが、今日は、この「木の芽」を使って、「木の芽味噌」を作ろうと考えています。田楽を楽しもうと思っています。こころは、今日も大吉!

2020年4月7日火曜日

外出自粛をしています


 「不要不急の外出は避けて」の呼びかけのせいでしょうか? お墓参りが少ないよう気がします。気のせいでしょうか?
 このところ、できるだけ外出は控えています。そもそも、行事や集まりが中止になり、外出する用件が減っています。お寺で、部屋を片付けたり、事務をしたり、花の観察をしたりしています。こういう時の余暇は、読書なんでしょうが、不特定の人が集まる本屋さんや図書館に行くのも気が進みません。寺の本箱にある、昔、途中で読み捨てた本を読んでいます。尚、読みたい本があるときは、図書館に予約しておいてカウンターまで一直線に行き、受け取ってすぐに退館します。こういう生活、いつまで続くのでしょうか?こころは、今日も大吉!

2020年4月4日土曜日

癒しスポット ~ 清音 大覚寺の桜


 外出も集まりも自粛ムードのこの時世、桜を観ているだけで、心なごみます。お寺の桜となると尚更です。ここ大覚寺周りには、大小太細、20数本の桜の木があります。きれいです。毎日、近在の人たちが、ぽつりぽつりと散歩がてらに大覚寺の桜を観に上って来られます。
 信仰のお寺です。桜の美しさを楽しむばかりでなく、大覚さまの霊気も味わって下さい。大覚さまのやさしさに包まれることでしょう。癒しスポットです。こころは、今日も大吉!

2020年4月3日金曜日

霊園管理 ~ 柚子の木剪定


 柚子の木の剪定をした。駐車場から霊園の通路の土手に生えている。うっそうと茂ってしまった。お寺所有の柚子の木ではない。土地所有者である檀家さんの木。勝手に伐るわけにはいかず、手をこまねいていた。実がなる木だから尚更だ。今回、許可をもらって剪定。

 以前、「木を伐るのは、ストレス解消ですか?」と訊かれたことがある。とんでもない。そのまま生やして、見たり食べたりして楽しみたいに決まっている。それに、柚子の木に至っては、固くて鋭いトゲがある。痛いのなんのってありゃしない。なんで好んで伐るものか。樹木は、いずれ大きくなる。うっそうと茂る。通路に張り出したり、実が ぼこぼこ落ちて腐る。管理しなければいけない。今回、やっとできた。腕は、トゲでギザギザに傷ついたが、景観は スッキリした。お寺の懸念事項、ひとつ解決。
 重ねて云う、生活を営んでいる場所に、木を植えるんもんじゃないな。木は やがて大きくなる。目を離すと、手が付けられなくなる。こころは、今日も大吉!

2020年4月2日木曜日

畑の草取りに励む ~ 「万事、修行、修行!」


 久々に境内に目をやると、草ぼうぼう。猫の額ほどの畑である。春の陽気と先日からの雨で、草が一気に伸びた。何か野菜をすぐに植える予定はない。だが、荒らすわけにはいかない。草取りをした。土が湿っていて手ごわい。30分間ほどでギブアップ。
 坊さんになって、畑を耕したり、草取りをするとは、思ってもいなかった。お師匠様の「万事、修行、修行!」という言葉を思い出す。畑仕事、楽しみでもあり、修行でもある。こころは、今日も大吉!

2020年4月1日水曜日

吉田兼好さんに見せてあげたい ~ 大覚寺の雨桜


 4月となりました。境内の桜は満開に近いようです。大覚寺の下の大通りから観る桜もきれいですが、上から観る桜もきれいです。今日は雨。しっとりとして趣があります。上ってくる人もなく、ひとり 喧騒を離れて、境内の雨桜を楽しんでいます。こころは、今日も大吉!